一時帰国して、中学校に体験入学

こんにちはハワイぐらしです。

さて、日本の小学校・中学校に体験入学する際の手続きについて、前回記事に書きましたが。

>夏休み、日本で小学校・中学校に体験入学する際の手続き

実際、アメリカから、日本の中学校への体験入学ってどうなんだろうか。
幼稚園や小学校は、まだ楽しい感じするけど、中学校って、どう?

我が家の長女は、小学校5年生まで日本の小学校に通っており、ハワイに移住した後、
中1と中2で中学の体験入学をしました。共に3週間程度。

小学校の時のお友達が、通っている公立の中学校なので、割とすんなりと馴染むことが出来ました。
ただ、やはりアメリカの小学校、中学校に慣れてくると、日本の中学校のシステムに驚くことは多かったようです。

*4月25日追記
体験入学の受け入れは、各自治体によって変わり、1年以内に転入の予定がある生徒のみ、受け入れるところもあるようです。なにはともかくも、まずは、自治体に問い合わせが必要ですね。
>参考:神奈川県三浦郡葉山町の場合の体験入学制度について

制服、持ち物、諸々の規則の違い

《日本の中学》
・制服のスカートは学校から借りました。(体験入学終えたら、クリーニングに出して、返却しました)
・ポロシャツは白の半袖、ユニクロで購入。
・靴下は白か紺のハイソックス、これも3足ほど購入。
・靴、鞄は手持ちのもので大丈夫ということでした。
・髪を留めるゴムは、黒の飾りのないもの…ということで、紫のシュシュをしていた初日は、先生から黒ゴムを渡されたようです。華美なものは身につけない。
・携帯電話は所持禁止。
・体育は、体操着と白い体育館ばき(上履きとは違うもの)が必要、お友達に借りました。
・徒歩通学。寄り道禁止。

《ハワイの中学》(長女の通っている学校)
・制服は、ロゴ入りTシャツ。下は自由。膝より短い短パンは禁止。
・靴下指定なし。ビーサンで通学オッケー。
・鞄指定なし。
・髪を留めるゴムの色指定なし。髪の毛の色も指定なし。ピアスもネックレスもオッケー。
・携帯電話は授業中は出したら没収だけれど、始業ペル前、後は使用可。
・体育は、一応指定の体操着あり。体育館ないので、外で。
・車、自転車、バス、徒歩通学方法は自由。寄り道し放題。

と、まあ、色々違います。

学習はついていけるのかどうか

中学生ともなると、学習内容が難しくなってきますので、
授業についていけるのかどうか。は個人差があると思います。

現地で、日本語補習校に通っていれば、国語、数学、社会は大体わかるかもしれませんし、
理科などは、英語で学んでいても、日本語に置き換えられると難しい単語になっていて、
チンプンカンプン…かもしれません。

でも、体験入学なので。何事も経験なので。

体育館で、マット運動。や、家庭科の調理実習で、野菜炒め。とかも日本ならではです。
朝礼で校歌を歌ったり、掃除当番したりも。
そういえば…アメリカの学校、校歌ってない…。

そして、外国から来た転校生!ってなれば、「大歓迎!!」とウェルカムな姿勢を
取ってくれる学校、先生、生徒達もいると思います。

中学の英語の授業がちょっと疑問

英語の出来る子達にとって、簡単であろう、「英語」の授業。
これは、長女も様々な疑問が残った時間だったようです。

なんか、こんな英語使わないよね?と疑問符が浮かぶ感じだと…。
日常会話っぽくしてるけど、実際、日常会話じゃない。っていう。

“I like listen to music, I have 200 CDs”

“Oh, you have many CDs”

例文も堅くて、説明っぽくて、おかしいけど、CDって…。

“Why don’t you download from iTunes?”って言わないかな、今の若い子ならね?
例文もアップデートされないと…ですね。

あとは、「難しく覚えようとしているから、分かりにくい」と長女は感じたらしいです。

英語を日本語に訳して書く。プリントがあったらしく、
different を「違う」と書いたら、答えは「異なる」だった。とか。(笑)
この場合は、意味がわかっていれば、オッケーであり、
普段、わざわざ訳しながら覚えているわけではない彼女にとっては、
英語を日本語に訳して書く。という行為自体が難しいわけです。

different  と difference と differentiate の違いをちゃんとわかって、使い分けること、とかの方が大事だと思います。(日本語に訳して説明するんじゃなくて、会話や読み書きで自然に使い分けができる。という意味)

willを使った例文

I will eat apple next Sunday.
「文法は間違ってない!けど、なんか変じゃない?
わざわざ、来週の日曜日にりんご食べるでしょう。って、言う??
りんご、毎朝健康のために食べてます。ぐらいは堂々と宣言してもいいと思うけど」

Will you go to China?
「え?唐突すぎない?それだけ?」

Will you make Washi?
「ちょ、ちょっと、和紙??そんなの職人ぐらいしか作らなくない??」

と、授業中、戸惑いっぱなしだったらしいです。

だいたい、will~とか、あんまり使わない。曖昧すぎて(笑)
圧倒的に I am going to とか、Are you going to の方が使います。

ニュアンスはもちろん違いますが。

と、日本の中学の教科書英語に触れるのも一つの体験です。

今年の夏は、長女中3に体験入学するかどうか。聞きましたら、
「みんな受験モードだし、今年はもういいかな」
と、案外ドライなことを言いますので、我が家の一時帰国ー中学への体験入学は終了いたしました。

2 件のコメント

  • お久しぶりです。有田です。記事とても参考になります!
    帰国してから登校まではどの位日数が必要ですか?連絡いただけると幸いです。

    • ご訪問ありがとうございます。お久しぶりです!
      帰国後、すぐに市役所に行って手続きをすれば、最短で三日ぐらいで大丈夫かと思います。
      1週間後くらいが、妥当な期間だとは思いますが。

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