ハワイでSubstitute Teacher《代行・臨時教員》になったらする事

こんにちは、ハワイぐらしです。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

元旦の金刀比羅神社

元旦は、金刀比羅神社に初詣、行ってまいりました。
今年は、午後1時半でも混んでいました!!
20分ぐらい並んだでしょうか。フリーお雑煮も1時半には終了。

ハワイはほとんどのところが、1月2日から通常営業。
という事で、こちらも、
新年ですが、サブの先生の続きです。

前回の記事はこちら
ハワイでSubstitute Teacher《代行・臨時教員》になる方法

Substitute Teacher(代行教師)の試験に受かったら、
その後指紋登録をしたり、諸々の手続きをしすると、DOE(Department of Education)から
Employee Numberが発行され、郵送で手紙がきます。

どのようにして、仕事を取るのか

サブの仕事は、常にオンコールなので、呼ばれないと仕事が来ません。
全ての手続きが済み、州のサブティーチャーとして登録されると、コンピューターシステムに登録することができます。

ここに、自分のスケジュールを入れておきます。
何曜日の何時からなら、仕事を受けられるか。など。

そこで、代行の要請が出た際に、自動的に電話がかかってくるシステムにチェックを入れておくと、
自動音声システムから電話がかかってきます。

ただ、この方法ですと、やたら滅多に電話がかかってきてしまい、自分の希望しない学校、学年、からもバンバン要請がくるので、結構ストレス。ということなので、私はチェックしませんでした。

もう一つは、学校や先生からの直接の要請にのみ対応する。という方法です。

まずは、その学校、その学校にお勤めされている先生方に、自分がサブティーチャーの仕事を受けられる状態であることを知らせないといけません。

私は、サブティーチャー用の名刺を作り、先生方にお配りしました。
記載事項は、
名前、電話番号、メールアドレス、仕事を受けられる曜日と時間帯

まずは、自分の子供がお世話になった先生が顔なじみなので、話しやすいですね。
真っ先にアプローチしておきます。
実際、私が最初に受けた仕事は長男の2年生の時の担任の先生でした。

そして、学校のオフィスのスタッフにも、忘れずに配りましょう。
先生方は、大体サブが必要になったときに、自分のお抱えサブ、お気に入りサブの先生に連絡します。
そして、そのサブの先生が予定いっぱいで入れない時は、オフィスに探してくれるように頼みます。
緊急時は、大抵オフィスの方々が必死に電話して、サブの先生を探しております。

最初の1回目の仕事がゲットできれば、後は、芋づる式に、どんどん頼まれるようになります!

サブティーチャーの一日

初めての仕事は、ドキドキします。
トレーニングとか、研修授業とか、一切無いので。
そして、担任の先生がお休みするから呼ばれるわけなので、いきなり、ひとりです。

まず学校に着いたら、オフィスに行きます。子供達が学校に着く前、7時半~7時45分までに着いておくことが望ましいです。

サブティーチャーのフォルダにログインして、クラスの鍵を預かります。

レッスンプランを確認

サブティーチャーを頼むときは、そのクラスの先生は、レッスンプランを用意しておいてくれます。(今日カバーすることのリスト)前もってこれに目を通すことが出来ればベストなのですが、緊急要請でその日に呼ばれた場合は、その日の朝に初めて見る事になります。

クラスを開けて、子供達を教室に入れる

小学校なら、1クラス20人~25人前後です。

子供達は、サブの先生という存在に慣れています。(それだけこちらの先生は、お休みを取りますし、いろんなサブの先生がきます)

なので、わからないことがあれば、子供達に聞いてみると教えてくれます。
インクルーシブ教室なら、サポートの必要な子の補助の先生もいらっしゃるので、大人からのアドバイスも頂けます。

レッスンプランに沿って授業開始

先生によって個人差はありますが、しっかりとしたプランを作成してくれる先生、非常にざっくりしたプランの先生、様々です。
大抵の場合、その日にやる予定のプリントは、きちんと人数分コピーしてあったり、時間が余った時用のものも用意してくださいます。

そのほかに、テストをやったり、移動教室でコンピュータールーム行ったり、ライブラリーのクラスに行ったりします。

先生は生徒と一緒にランチを食べない

ランチ時間は、手を洗わせ、並ばせて、カフェテリアに送り出します。
そうすると、先生は30分、自分1人のランチ時間が確保できます。
教室でゆっくりと1人でランチ。
先生は子供達と食べなくていい。
時間内に戻って来れば、外に買いに行くことも可能です。

カフェテリアには、ランチモニターの職員さんがいてくれるので、子供達がランチを食べている間の監修を
してくれます。そして、終わったらプレイグラウンドで遊ばせて、時間になったら並ばせくれるので、先生は、迎えにいけばいいのです。

先生も昼休みが必要ですよね。すごくホッと一息つけました。

終わったら、レポートを書いて提出

14時半前後、子供達を教室から送り出したら、本日の業務報告を指定の用紙に書き、担任の先生に提出します。その教室に置いていってもよし、オフィスに持っていってもよし、です。

教室の窓を閉め、ちょっと机とか椅子とかの片付けをして、ドアの鍵を閉めて、オフィスに鍵を返したら、業務終了です。

大体15時ぐらいになります。

クラス担任ではなくて、専科先生のサブに入った場合

コンピューターの先生のサブに入った事があります。クラスを受け持つ担任の先生ではなくて、専科の先生です。(音楽、図工、外国語、体育、コンピューターなどは、専科の先生が教えます)

コンピューターの先生は、コンピュータールームに一日常駐します。

40分前後の1コマの授業が1日に5つぐらい入っているので、
キンダーさんから5年生までのクラスが担任の先生と共に代わる代わるやってきます。

移動クラスの場合、担任の先生は一緒に来たり、自分のクラスに残って違う業務をしていたりします。
今回は、担任の先生もコンピューターの授業中は同席して頂く。という配慮をして頂いたので、無事一日を終えることができました。

25人ぐらいの子供達が、一気に来て、40分後には帰っていく。という具合なので、子供達の名前を覚えたり、傾向を観察するには時間が足りない。なので、子供達を知り尽くしている担任の先生が一緒にいてくれると非常に助かります。

ミドルスクールの先生のサブに入った場合

ミドルスクールは、全ての先生が専科の先生です。
生徒は、自分のクラスには属さず、各教科につきクラスを移動します。

ミドルスクールの日本語先生のサブに入ったこともあります。
ミドルスクールは、ひとクラスの人数がぐっと増えるので、30人以上のクラスもあったと思います。

思春期の子供達は、なかなか難しいので、レッスンプラン通りにはいかないことも多々あり。
サブ=お留守番の人=真面目に取り組まなくてもオッケー
というような図式が出来ている子もいて、小学生のようにはいきません。
でも、お勉強したい子もいるので、頑張って日本語、教えました。

一番大事なことは、安全に1日を終えること。

先生の留守を守る上で、一番大事なことは、先生がやすみ中であっても、
授業に遅れを出さずに、先生が帰ってきた時にスムーズに次の単元に入っていけること…でもありますが、
実は、担任の先生は、そこまでは望まれていないケースが多いようです。

問題なく、安全に、生徒達が楽しく過ごせていたか。
このラインをクリアすることが、一番大事なのかと思います。

それなりの秩序があり、怪我や大きな問題がなければオッケーではないかと。

まとめーサブティーチャーになる上での良い点と、残念な点

良い点

  • 度胸がつく。常に初めてのクラスをひとりで仕切る事になるので。
  • 色々な先生のレッスンプランが見れるので、勉強になる。
  • 色々な子供達と触れ合えるので、勉強になる。
  • 前もっての準備などは必要ない。(長期サブの時は必要)
  • 思ったより簡単になれる。費用も時間もかからない。


残念な点

  • どうしても、その場合限りの先生になってしまう。
  • 子供達の継続的な成長などは見ることができない。
  • いつ仕事が入るのかわからない。

という具合でしょうか。
かなり、ピンポイントな情報になっておりますが、
「サブの先生」という日本には馴染みのない、アメリカっぽいシステム。
理解して頂けたら幸いです。

元旦の金刀比羅神社

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