移住3年目ー好きなものから広がる英語力とコミュ力《長男10歳編》

こんにちは、ハワイぐらしです。

前回のPhonicsの記事で、

長男は、1年生の終わりに移住してきたので、アルファベットも読めない、書けない、Phonicsもわからない。単語も知らない。
だから、彼は最初の2年間は、本当に何にもわからないまま学校に行っていて大変だった…。

と書きました。

でも、この苦難の2年を過ぎた頃から、色々と変化が見えてきたので、
その辺りのことについて書きたいと思います。

4年生の担任の先生は、あまり宿題を出さなかった

アメリカの学校は、担任の先生によって、クラス運営がかなり異なります。
学年統一のカリキュラムもあるし、読む本も、カバーする内容も決まってはいるのですが、
先生によって、やり方、進め方は様々です。

彼の4年生の担任の先生は、宿題反対派で、クラスワーク重視でした。
彼も、私も、すごく、すごく助かりました。
家への持ち帰りワークが劇的に減り、家での長男への小言が少なくなり、放課後に家で悶々と宿題をしなくていいストレスからの解放。
最高でした。
それが学力にどう影響したのかは、あまり記憶にないのですが、
宿題が無くなった分、他のところに興味が広がって行きました。

余暇を趣味の時間に費やしていく

宿題をやらなくていい。
放課後時間が出来る。
ハマっているものに没頭できる。

しかし、彼は、このハマるものが、コロコロと目まぐるしく変わるタイプでした。
小さい頃から、熱しやすく、冷めやすい。
気づいたら、めちゃくちゃハマっているんだけども、そのスパンが短くて、気づけば、違うものに鞍替えしている。
「え?今度はそれ?前のやつはどうした?」
という感じです。

スポーツには興味がなく、主におもちゃ、ゲーム、音楽、YouTubeです。

ハマったら、その都度、そこにお金をつぎ込み、大量買い。
しかし、すぐに違うものにハマるので、その物たちは用なしとなり、忘れ去られて行きます。

これらのおもちゃが、その忘れ去られていったものたちです…

妖怪ウォッチ諸々(カードとか)→Hot Wheel→塗り絵→フィジットスピナー→小さいマグネットボールのパズル→折り紙→ルービックキューブ
(日本に滞在中は、日本の友達と一緒にデュエマカードにもハマっていた)

オンラインゲームは、英会話、タイピングに役立った

御多分にもれず、彼は、オンラインゲームにハマっていきました。

マインクラフト→Roblox→Fortnite の流れです。

やり過ぎの時は、禁止令も相当出しましたけれども、
これらをやっていて、友達の輪が広がったのも事実です。

息子は、学校の友達とオンラインで話しながらゲームをしていました。
息子の部屋に、常にその子達がいるような感覚…。その会話は全て英語でした。

会話じゃなくて、チャット機能を使っているときもあったので、タイピングの練習にもなっていました。
友達は早くタイピング出来るから、会話に置いてけぼりになってしまったりして、悔しい〜と言っていたり。

私の古いiPhoneを渡したのも、この頃で、電話機能はないけれど、家のWi-Fiを使って、
友達とテキストメッセージのやり取りも始めました。

YouTube見まくり時期も、クリエイティブモードへの道(?)

とにかく、流行りものは抑えていくタイプですので、日本のユーチューバー動画、アメリカのユーチューバー動画をひたすら見ておりました。
日本の樹海での動画で問題を起こした、某米ユーチューバーもめちゃくちゃ支持していた時期がありました…。
トレーナーやシャツなども、クローゼットの奥でひっそりと息を潜めております。

そして、自分で動画を撮り、独学でiMovieで編集をして、YouTubeにアップするようになりました。
全てにおいて、感覚的なので、理解不能なコンテンツなのですが…
一応、英語で喋って、何かを人の前で伝える、プレゼン能力…にも役立っています。
好きなものには、こんなにも、自分で調べて、試して、実行出来るのか…と感心いたします。

音楽好きも、英語と友人関係に一役買っている

音楽も大好きです。
J-Popが好きだった時期もありました。ゲス極の世界観が、彼の心情にマッチしていて、
「もう、やめちゃおう〜やめちゃおう〜」と言いながら、漢字練習していた時もありました。

Dance Music, DJ関係が好きだった時は、
我が家の3人の子供の中で一番英会話ができる!と学校の先生に言われていました。
いろんなフレーズを歌詞から覚えたり、歌ったりしていると、自然に英語を覚えたりするようです。
好きなアーティストのシャツを買い、学校に着ていくと、違う学年の子が話しかけてくれて、友達になる。
ということもあったみたいです。

TwiceのキャンディーボムTwiceのCD

今は、いきなり、K-Popにハマっています。
もう、TWICEです。BTSです。
アメリカは、K-Popブームが来ていて、お友達にも好きな子がいるようです。
学校の先生も、ハマっていて、「類は友を呼ぶ」で、いろいろな情報を下さいます(笑)
最近は、仲良しの友達にK-Popを進めたり、同じK-Pop好きの友達との交流が深くなり、誕生日パーティーに招かれる。
など、そこから広がるコミュニティーも楽しんでいるようです。

今週末は、先生が教えてくれたBTS映画に行きます。
コンサートムービーで、すっごく良いから、ぜひ行って!!とオススメされました。

BTS WORLD TOUR LOVE YOURSELF IN SEOUL
Regal Dole Cannery, Regal Kapolei Commons, Regal Pearl Highlands
2/9 (Sat) 2/10 (Sun) 12:55 pm

>チケットはこちらから

K-Pop好きな方は、ぜひ。

学校の課外活動にも積極的に参加

4年生の時に、自分から、オーディションを受けて、スピーチチームに入っていました。
一年に一回行われるスピーチフェスティバルでは、30校ぐらいから代表の生徒達が集まり、詩の朗読などを発表します。
チームに入るには、一応オーディションがあり、放課後練習を重ねて、本番に臨みます。

私は、そんなチームがあることは、全く知らず。
彼は、自分でやりたい。と思い、自分で詩を詩集から選び、練習していました。
大きな声で、ハッキリと、感情も込めて、動作もつけて、いろんな人達の前で何回も、練習していました。

2年生の時を知っている先生にも、本当に驚かれました。
「え、とってもシャイだったよね?英語もあまり喋れなかったよね?」

色々と自信がついて、人前で英語を喋ることが大丈夫ー楽しい。と変化していき、
実は、人前に立つことが結構好き。という部分が出てきて私も驚きました。

5年生の時は、Roboticsチームに入りました。
仲良しのお友達と一緒に、放課後、週に2回練習に行き、コーディングでレゴロボットを動かす過程を学びました。

3歩先の、ボールを動かして、ポールを倒して、ライトを点けるミッション。をするには、
どんなロボットを作ったらいいか。そして、どうやって動かしたらいいか。
その命令を、コーディングして、ロボットを動かす。
問題があって、その解決策を導き出す。というのが、大きなテーマです。

人生においても、Problem Solvingは大きなテーマですしね。
それが出来れば、人生楽しく生きられます。
問題があっても、文句言ってるだけでは、解決になりません。
どうしたら、良く出来るか。考えて、実行。大事です。
友達と協力して、取り組む。ことも楽しく学べて、とっても良い経験になりました。

結果、好きなことばっかりやってた

そんなことするより、漢字練習してよー。今日は宿題あるんじゃないのー??

言っていたと思います。

でも、彼は、好きなことばっかりやっていました。
だって、勉強は好きじゃないんです。
もっと好きなことがあって、それがやりたいんです。

その結果、朝7時に歩いて学校に行った日があるほど、学校に行きたくてしょうがない人になりました。
先生が来る前に、ドアの前に座り、友達とおしゃべりする。その時間も大好きになりました。
毎日、日本語だか英語だか、わからない、音をずっと口から発して、体を揺らして、
楽しく過ごしています。

彼の勝ちです。

TwiceのCD

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