ハワイ移住6ヶ月目ー子供達の英語力《長女ー5年生編》

こんにちは、ハワイぐらしです。

ハワイに来て、英語の現地校に通うようになり、半年ぐらい経った頃…
子供達の英語はどれぐらい上達したのでしょうか。

5月に差しかかり、学年末。
学年のまとめ作業に入り出した頃ですね。
長男は1年生の終わり、長女は5年生の終わりで、もうすぐ卒業を控えておりました。

5年生ー小学校生活集大成のプロジェクトで垣間見えた英語力

小学校生活の集大成で5年生は、グループワークがありました。
3、4人のグループに分かれて、自分たちで調べたいテーマを決め、
エッセイを書き、プレゼンボードを作り、最終日には、保護者を学校に招きプレゼンをする。
というプロジェクトです。

これらの要素が絡み合った、まさに集大成なプロジェクト

  1. リスニングー友人の指示を聞く、プレゼンを聞く。
  2. リーディングーテーマについてリサーチする。
  3. ライティングーリサーチを基にエッセイを書く。
  4. スピーキングー友人と話し合う、プレゼンをする。
  5. コミュニケーションー役割分担を話し合い、グループの一員として活動する。
  6. タイムマネージメントー時間配分を考え、プレゼンまでに全て完成させる。

長女は、「友達をつくる」という比較的自分の体験談から書けるテーマについて取り組んでいました。

こんな大変なプロジェクト、どれぐらい理解してやっていたかというと、
50%ぐらいの理解度でした。
上記のリスト、どんな感じでやっていたかというと…

  1. リスニングー友人の指示はわかる。
  2. リーディングーリサーチは、WEBで、日本語サイトを見たり、自身の体験から。
  3. ライティングー日本語での作文能力はあるので、日本語で考えをまとめる。
    しかし、英語に訳そうとするので、全く書けない。
  4. スピーキングープレゼン時には、用意された台本をたどたどしいながらも、読む。
    おそらく、人生初の英語での発表。グループの友人に助けてもらいながらも頑張っていた。
  5. コミュニケーションープレゼンボードを飾りつけたり、アート好きな部分で参加していた模様。
  6. タイムマネージメントー何をどんな手順でやるのか、理解していなかったかも。
    やっと本番の日に、全ての辻褄が合い、理解した。
    でも、明日はエッセイの締め切り、とかDue Dateはわかっていて、提出日には間に合わせていた。

なんでも、手探りでやっているけど、実践のみ。
そのうち、だんだんわかってくる。
そういう状態でした。

こちらのネイティブの子達は、1〜3はもちろんかなりハイレベルでやった上で、
プレゼン能力がずば抜けている子もいます。
台本を読む。なんてしませんー。
自分の考えを、こちらの目を見て、語りかけ、「あなたはどう思いますか?」と質問までしてくるので、
聞いている私たちの方まで、リスニング能力が試されて、気が抜けません!!

そんな子供達の中で、移住6ヶ月目の長女、頑張りました。

「なんか撮影したー、楽しかった」
「プレゼンボード作ったー。色々足していったら、可愛くなくなった」
「みんなすごいよ、動画編集とかも出来てさ」

と、楽しんでいたので、良い経験でした。

11歳の娘が、仮面ライダーのおもちゃで遊んでいるところ

色々大変かと思いきや、大好きなおもちゃで遊んだりして、
自分の世界を保ちつつ、学校では頑張っていた頃。(15歳になった今もこのままですが…)

移住6ヶ月目ーリーディング、リスニングは出来る。でもライティングはまだ難しい。

印象的だった宿題で、
「思春期」についてのビデオを見て、ワークシートをやる。というものがありました。

日本でも保健体育の授業で学んだことです。

問1 ”What is puberty?” (思春期とはどういうことですか?)

娘「日本でもやったから、わかるんだけど、書けない」

そう、彼女はこの頃には文章を読んだり、聞いたりして、おおまかな意味はわかるようにはなっていました。
6ヶ月前から比べたら、すごい上達ぶりでした。
お店のサインなんかもローマ字を習得していたので、そこにちょっと英語読みも加えたら、読める。
算数の文章問題も、一人で読んで、解ける時もある。
簡単な絵本ぐらいなら、読める。

でも、「書く」が、全くできなかったのです。

彼女は自分の考えを日本語で文章にまとめることはとても上手です。
けっこう、いい作文かきます。

なので、「思春期とは11歳~13歳の間に、体の様々な部分が変化することです」

と、日本語で書き、それを英訳しようとします。

Puberty is process of physical changes that occur in body during age of 11 to 13.

と書いてもいいし、

シンプルに、

Puberty is change of body in age of 11 to 13.

でも、意味は伝わると思います。
このシンプルバージョンも、姉さんにとっては、難しいわけで、

娘 「Puberty is 11 yrs. old to 13 yrs. old body various part change….   です。ってなんだろう、is?」

と考えてしまうわけです。日本語をそのまま英語の単語に置き換えようとしていました。
なので、日本語のルールを無理矢理、英語にしようと試みます。

そこで、英語の簡単なルールを教えました。

  1. is は「です」じゃない。主語の次は動詞で、is は動詞。
  2. 動詞は、原型と、過去形と、過去分詞と、ing形に変化する。でも例外もある。
  3. He と Sheの時は、動詞に-es がつく。

娘 「え、動詞に-es? そんなの初めて聞いたよ」

私 「名詞が、複数の時は -s がつくけど、それとは全く違うことだよ。 単数は、an apple とかね」

娘 「でも、ほんとに an apple とか話している時に言うかなあー、忘れるんじゃないの?必要なの?それ?」

娘 「動詞の-esは名詞の-sと同じかと思ってたよ」

と…延々と中1英語的な説明を1時間ほどしました。

娘 「すごい、おもしろい。こういう決まりがあるんだね!」

と、目の前がパーッと晴れたような、顔をしていました。

私としては、現地の学校で、英語漬けの毎日を送っていれば、こういうのは自然に身につくのかと思っていたのですが、
ちょっと違うみたいです。

移住6ヶ月目ー間違えるのが嫌。だから書きたくない、話したくない。

彼女のように日本語に変換して覚えてしまうタイプには、というか、この思春期年齢に達している子供は、
英語を聞いて理解しても、「話す」ことが「恥ずかしい」「怖い」「間違えるのが嫌だ」

と思ってしまうようです。

「書く」ことに対しても「わからない」と同時に「間違えるのが嫌だ」「出来るだけ正確に書きたい」と思うあまり、
書き出せない。という感じです。

なんでもいいから!とにかく単語を書いて、つなげて! と言っても、

娘 「the ってつけるのかなあ」

とか言うので…

私 「the なんてつけなくても、通じるし、なくてもたいした事無い!意味はないから、the とか!」

娘 「じゃあ、なんで、つけるの!なんで!!」

と、理屈を追うタイプの彼女が、この壁を超えて、書けるようになるのは、あと少しだけ先のことです。

 

11歳の娘が、仮面ライダーのおもちゃで遊んでいるところ

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