子供が英語で文字を読めるようになるにはーPhonicsについて《末っ子6歳ー移住2年3ヶ月》

こんにちは、ハワイぐらしです。

移住して2年3ヶ月ぐらいの末っ子ーキンダーさんの時の話です。

ネイティブのキンダーさん(5~6歳)の英語力

キンダーさん、入学した時に5歳の子供達です。
大体の子は英語で普通に会話が出来ます。
読み書きはどれぐらい出来るのか。というと、やはり個人差があります。

スラスラ読めて、絵本なら読めます。
ABCなんて全部書けます。単語でも書けます。
という子もいれば、

ABC?大文字?小文字?線の中に書くなんて難しい。
という子もいます。

Phonics(フォニックス)から始める

子供達は、Aは「エー」、Bは「ビー」と読むのは、知っているかもしれません。
でも、Appleと書かれている時には、Aを「エー」と読みません。
「ア」ッポゥーと読みます。
このカタカナ表記も混乱するので、あまり適していませんが。

全てのアルファベットが、一つの文字で読む時と、
言葉になっている時に読む時と、違う音になります。

それも、組み合わせによって変わったりします…

なんて難しい…。

日本語なら、ひらがな46文字を読めれば、ひらがなの単語、文字が読めます。
「たまご」と読むには 「た」「ま」「ご」というひらがなを読めれば、
そのまま順番に読めば、大丈夫です。

英語は、アルファベット26文字が読めても、Phonics(フォニックス)がわかってないと、
単語が、文字が、文章が読めません。

一体どういうことなのか…

こちらのYouTubeビデオ、子供用の歌ですが、見て頂くと、わかりやすいと思います。

 

キンダーさんはPhonicsをどうやって練習するか

“mat” という 単語、どのように読むでしょうか?
m   a   t と、一つ一つのアルファベットを読んだら、エム、エー、ティー、となってしまいます。

Phonicsルールでは、
mは、ムー  (正しくは、ムじゃなくて、口を閉じたまま、下唇と上唇を合わせ、若干中に入れ込んだ感じ)
at は、アット(正しくは、トじゃなくて、弾いた感じ)

「ムー、アット、マット」

と言いながら、頭の中では、

「ムー  +  アット  = マット」

で、m + at = mat

と、変換する練習です。

これを、いろいろな組み合わせでフラッシュカードなどを使いながら繰り返しやります。

もちろん、キンダーさんは、matという言葉、会話にも使うし、言われたら、あー、敷物ね、スリーピングマットとかね。とわかってます。

読む時に、mat を知っているので、読めた時に、「mat!」と喜びます。

末っ子は、Phonicsを学校で習得

うちの末っ子は、4歳での移住でしたので、同い年の子供達と、
この段階から学校でお勉強できたのがラッキーでした。

みんながやっているから、自分もやる。
なかなか、お家でお母さんが教える。ということになると、
このぐらいの年齢の子供は、拒否して、しまいには泣いて拒絶する。ということにもなり兼ねません…。
(我が家は、ひらがな、でそういう状況に何回もなったんですけども)

毎日学校で教えてもらい、宿題もやって、
その甲斐もあり、少しづつ、読めるようになってきました。

pot cat pig big など、基本の3文字の言葉を繰り返しやっていました。

そして、catとcutの違い。

「クァッ+エアアーット、cat」
「クァッ+アット、cut」
と末っ子がフラッシュカードを見ながら、言っておりました。
at と ut の違い、aとuの違いを学校で習ってきたらしいです。
a は、長く、u は短め。
「U は ユーって読むのに、入ってる場所によって違う読み方になるから難しいよね?」
と私。
でも末っ子は、
「Uをユーって読むのは、大きいUの時で、小さい時は、あまり ユーって言わない。あとね、eが2つの時は、ee イイーって伸ばすんだって」
と。
(でも、University は ユー、Up は アッ、もあるしな…)
いろいろ、説明することになると、難しいですが、読み方にはルールがある。
と感じていたようです。

目で文字を認識して、声に出す、それが何を指しているかわかる。

凄いコトです!
この当たり前のようなプロセス。

当たり前に、自然に身につく子もいれば、練習して、意識していかないと身につかない子もいます。
(我が家は、長女は前者でしたが、ボーイズは、完全に後者です)

単語を知っていて、読むことが出来るようになって、更に書けるようになる、で、文章が書けるようになればバンザイ!
なのですが、実は「書く」のは「読む」よりも相当大変な作業です。

こちらの記事に書いております。
>英語力は4つのコンポーネントから成る。では、どこに力を入れるのか。

キンダーさんで、日記をスラスラと書いていた子もいましたが、
大体の子は、自分なりのスペリングで、解読不可能な文章を書いたりしてました。

↑こちら、末っ子の解読不可能なjournal。下の先生の訳とも、いまいち合ってない…
約2年前なので、ここからしたら、今、書けるようになったかな…と思います。

なので、キンダーさん~1年生ぐらいは、読みに力を入れて、書きは、嫌いにならない程度で、inventive spellingでも良いのでは。と個人的には思っています。

長男は、Phonicsをやっていない

本来ならこの順番で、スムーズに英語を習得していけばいいのですが、長男は、1年生の終わりに移住してきたので、アルファベットも読めない、書けない、Phonicsもわからない。単語も知らない。
でも同じクラスの子供達は、もうそのステージは終わっているので、みんなと一緒にいきなりスペリングテストとかの単語を覚えなくてはいけない。

当時は、私もPhonicsの事など知らなかったので、Phonicsから教えることはしませんでした。
どうしていたのかな…
英語を一緒に読んであげながら、宿題を手伝ったり、していたように思います。

最初の2年間は、とにかく大変でした。
放課後はつきっきりで宿題のヘルプ。

当時のブログに書き記していた言葉で、

「いつか、くる。いつか、出来る。もしかしたら、この2年が1番スローペースで。
あとの2年は、超加速するかも!っていう希望。理想。
でも、今はそれがいつかわからないから、やるしかない。」

こんな風に書いてました。
もう、宿題ヘルプが永遠に続く気がしてならない!!
一向に自分一人でできるようになる兆しが見えない!やめたい!!でもやめられない!!
っていう思い…
これは、ほぼ長男に対してだと思います。

この時から今2年経っています。

結論、「超加速」ではなかったですが、思っても見なかった能力が出てきました。
長男は、最初の2年より、そのあとの2年は自信に満ち溢れている学校生活を送っております。
宿題ヘルプも、ほぼしなくなりました!!(でも、ちゃんと出来ているのかは不明です!!)

長男の話はまた別記事で書きたいと思います。

とりあえず、Phonicsは、読み書きにおいて大事なので、知っておいて頂きたい事柄です。

私も、読むのが苦手な子への指導をする際に、的確に伝えられるようにもう一度レビューいたします!

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